福島県会津若松市「音声ARを活用した観光サービスの提供」

展開地域名: 福島県会津若松市

分野:
観光
地域活性化
キーワード:
自動化
業務効率化
コミュニケーションツール
IoT
スマホアプリ活用

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解決すべき課題

■新型コロナウイルスの影響により、夜間交流人口が激減したため、コロナ禍においてもパーソナルスペースを確保しながら個人のペースで楽しめるなど、密回避を前提とした夜間の交流人口の回復を図ること。

解決の手法

■令和 3 年に音声AR を活用した「まちなか周遊事業」を市内の 3 つのエリアで実施。

● 音声AR:専用アプリと GPS により、利用者が特定のスポットに接近した際に、音声解説や BGM が自動で再生されるもの。

● 専用アプリは、エイベックス・エンタテインメント ㈱ が提供する最新のデジタル技術「音声AR」のアプリ「SARF(サーフ)」を活用。同社が持つコンテンツの制作・演出ノウハウを組み合わせることで、地域をエンタテインメントの観点から盛り上げ、活性化することを目指す。

● 音声AR を活用し、日中はデジタル音声観光ガイドサービス(「表会津(おもてあいず」)として利用。夜には肝試し体験のツールとして怪談話や黒電話の音による演出をするサービス(「裏会津(うらあいず)」)などの使い分けを行った。

● SARF のトップ画面で「表会津」(9:00~17:00)と「裏会津」(17:00~22:00)のコンテンツが切り替えられる。

● ユーザーが、解説スポットの対象エリアに入ることで自動的に音声での解説が始まる。ビジュアルの AR と異なり、「歩きスマホ」「ながらスマホ」にならない。

● 利用者は、自動で音声を受け取ることで、人との接触を減らし、密回避や余計な接触を避けつつ観光を楽しむことができる。

● 裏会津では、時折妖怪たちもスマホ上に姿を表し、妖怪・物の怪たちの街と化した非日常の町の体験が可能。

● 地図を開くと、そこに対象となるスポットも表示されており、その地図を見ながら次の目的地に移動もできる。

(PR TIMES「東北「会津」の地が、この夏、音声AR「SARF」で妖怪タウンに日本初、音声AR技術を活用した城下町が舞台の音の肝試し「裏会津」」、AVEX Portal「夏の「裏会津」音声ARアプリ体験、やってみた!」参照。)

● システムの導入に、内閣府の地方創生推進交付金を活用。

● 令和 3 年度事業費 10,400 千円(うち、地方創生推進交付金(内閣府) 10,400 千円)

事例による成果

事業開始から 2 ヵ月間の体験者数が約 3,000 名にのぼり、体験後に飲食店を利用するお客様も多く見受けられ、夜間の賑わい創出に貢献することができた。

事例の継続性

継続運用中

事例の運用期間

2021 年~継続運用中

参考資料

本事例は、「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】令和4年9月2日」を中心として、以下の資料を参照して編集しています。
※ 以下の資料の参照先は、調査時点でのものです。参照先の構成によっては、リンク切れとなっている場合があります。あらかじめご承知おきください。

■総務省

・地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】令和4年9月2日
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf

■会津若松市 
https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/

・令和3年度市長講話 会津若松市の現状と未来
https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2021120700029/files/r3_shicyoukouwa.pdf

・市民生活を守り、地域活力を再生していく取組~会津若松市新型コロナウイルス感染症緊急対策~ 令和4年2月 
https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2020051400015/files/chikatsu10.pdf

■会津若松観光ナビ

・最新のデジタル技術「音声AR」を使って、会津若松市内のまち歩きを楽しもう!
https://www.aizukanko.com/spot/884

■FUKUSHIMA TRIP

・音声ARを活用した周遊企画「会津道中膝栗毛」を開始します! 2021年12月10日(金) ~ 2022年12月09日(金)
https://www.fukushimatrip.com/official_event/17254

・会津道中膝栗毛
https://gokujo-aizu.com/night-museum

■PR TIMES

・東北「会津」の地が、この夏、音声AR「SARF」で妖怪タウンに日本初、音声AR技術を活用した城下町が舞台の音の肝試し「裏会津」
福島県立博物館や市内の飲食店と連携し街全体を、「妖怪」×「AR」で盛り上げる取り組みが、7月17日(土)からスタート エイベックス・エンタテインメント株式会社 2021年7月16日 
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000050806.html

■SARF 
https://sarf.jp/

■AVEX Portal

・夏の「裏会津」音声ARアプリ体験、やってみた! 2021.08.04 
https://avexnet.jp/news/detail.php?id=1008199

■福島民友新聞

・「新選組隊士とまち歩きを 会津若松、アプリで音声ドラマ配信」 2022年8月4日 
https://www.minyu-net.com/event/culture/shinsengumi/FM20220804-720526.php
(2023/7/13現在非表示)

事例に関する問い合わせ先

会津若松市観光商工部 観光課
Tel: 0242-39-1251
お問い合わせフォーム:https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/index_php/annai/mailform.php?typ=pc&secname=kanko

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