展開地域名: 兵庫県神戸市
解決すべき課題
神戸市水道局では、戸建て住宅を中心とした簡易な給水装置工事の電子申請を開始するとともに、リモート検査を導入するなど、工事事業者の利便性の向上を図ってきた。一方で、簡易な給水装置工事は年間約6,000件の申請があり、図面審査に多くの人的リソースを費やしていることが大きな課題となっていた。
解決の手法
審査業務の効率化を目指し、富士通Japanと共に給水装置工事申請にAIを活用した図面審査システム「AI審査アプリ」を共同開発した。給水装置工事申請においてデジタルを活用し、必要な情報をAIによって自動検出するシステムの導入は、全国で初。
・AI審査アプリにより、AIを活用した画像認識技術により工事図面上に記載された約30種類の給水装置記号や、配水管の口径・管種・布設年度などの字句を自動検出し、検出結果と一覧を表示。
・職員は、自動検出された情報を神戸市が定める給水装置工事施行基準に基づいて最終のチェックを行う。
事例による成果
これまでの職員の目視による膨大な給水装置記号などの拾い出し作業の負担軽減、審査時間の短縮及びAIによる検出結果を工事事業者に示すことにより、審査項目が明確になり、工事図面の精度向上が期待できる。
事例の継続性
継続運用中
事例の運用期間
2024年7月~継続運用中
参考資料
本事例は、「全国初!AI技術を活用した給水装置工事の図面審査を開始します ~富士通Japan株式会社と共にDXを実現~【神戸市】2024年6月21日」を中心として、以下の資料を参照して編集しています。
※ 以下の資料の参照先は、調査時点でのものです。参照先の構成によっては、リンク切れとなっている場合があります。あらかじめご承知おきください。
●全国初!AI技術を活用した給水装置工事の図面審査を開始します ~富士通Japan株式会社と共にDXを実現~【神戸市】2024年6月21日
https://www.city.kobe.lg.jp/a01479/519149025449.html
●全国初!富士通Japanは神戸市水道局様と給水装置工事申請においてAIを活用した図面審査システムを共同開発【富士通Japan】2024年6月21日
https://www.fujitsu.com/jp/group/fjj/about/resources/news/press-releases/2024/0621.html
●富士通Japan、神戸市水道局と給水装置工事申請においてAIを活用した図面審査システムを共同開発 【 日本経済新聞 (nikkei.com)】2024年6月21日
https://www.nikkei.com/article/DGXZRSP673506_R20C24A6000000/
●公益社団法人 日本水道協会 -日本水道協会会長表彰-令和6年度水道イノベーション賞
<大 賞>神戸市 AI審査アプリを活用した給水装置工事図面審査【日本水道協会】2024年8月26日
http://www.jwwa.or.jp/upfile/upload_file_20240826001.pdf
関連する図表・動画
参考画像
https://www.fujitsu.com/jp/group/fjj/about/resources/news/press-releases/2024/0621.html
事例に関する問い合わせ先
富士通Japan株式会社 ソリューショントランスフォーメーション本部
fjj-frontxiu-contact@dl.jp.fujitsu.com
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