三重県津市「外国人住民に対する映像遠隔通訳システムの活用」

展開地域名: 三重県津市

分野:
住民窓口サービス
キーワード:
業務効率化
テレビ電話(またはそれに類する動画によるコミュニケーション)

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解決すべき課題

津市では外国人住民数の増加や多国籍化に伴い、相談者の母国語による対応困難なケースが多くなっていた。
たとえば、既存の通訳員(ポルトガル語、スペイン語、英語)で対応ができない言語は、職員によるやさしい日本語やポケトークを用いた対応のため、手続きに時間がかかり相談者に負担がかかる場面があった。

解決の手法

タブレット端末によるテレビ電話機能を利用した遠隔通訳システム(14言語対応)を導入した。
導入時(令和元度年分)から令和4年度分まで、法務省が創設した「外国人受入環境整備交付金」を活用した。

解決における工夫点

相談者は画面上で言語を選択し、担当者とやりとりを行う。通訳員の顔や身振り手振りを見ることができるため、安心して相談ができるようになっている。
また、Facebookでの多言語情報発信や、市HPのトップページに外国人住民向け情報ページのアイコンを設けるなど、インターネットを用いた外国人住民への情報提供にも注力している。

事例による成果

システムの導入により、津市で暮らす外国人住民のうち約9割の方への母国語による通訳対応が可能となった。それに伴い既存の通訳員による時間のかかる相談や手続きへのきめ細かな対応も可能となった。

事例の継続性

継続運用中

事例の運用期間

2019年11月~継続運用中

参考資料

本事例は、「総務省 地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を中心として、以下の資料を参照して編集しています。
※ 以下の資料の参照先は、調査時点でのものです。参照先の構成によっては、リンク切れとなっている場合があります。あらかじめご承知おきください。

■総務省 地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf

■令和元年11月7日 津市定例記者会見
https://www.info.city.tsu.mie.jp/www/koho/houdou/s20191107.pdf

■外国人受入環境整備交付金(入管庁)とは
https://www.moj.go.jp/isa/publications/materials/nyuukokukanri02_00039.html

■令和元年度一般会計補正予算(第3号)等の概要
https://www.info.city.tsu.mie.jp/www/contents/1001000006921/simple/R1-9.pdf

■津市が遠隔ビデオ通訳サービス「テレビde通訳」を導入
https://polyglot-link.co.jp/news/case/20190701

事例に関する問い合わせ先

市民交流課
059-229-3252

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