展開地域名: 北海道札幌市
解決すべき課題
平成26年12月に実施した市民アンケートにおいて、ハザードマップを見たことがない市民が32.7%、避難場所がわからないという市民が23%にものぼっており、災害時のみならず平常時からの避難所の位置を含めた防災情報の提供・普及啓発が求められていた。さらに、札幌市を訪れる外国人は、平成27年度で191万8千人にものぼり、外国人からは、災害時に発信される緊急速報メール等の災害情報の意味がわからないといった意見が寄せられており、多言語により避難情報等を伝達する必要性が高まっていた。
解決の手法
多くの方が持たれているスマートフォンを活用して、必要な災害情報や避難場所の情報をより早く簡単に入手できるように、多言語対応の防災アプリ「札幌市防災アプリ」(愛称: そなえ)を作成した。
解決における工夫点
このアプリでは、札幌市内の避難情報や災害状況などがプッシュ通知される。またGPSを利用して、利用者の位置情報を基に、その場所での洪水や地震など、災害の種類に応じた周辺の避難場所を地図に表示できる。
また、自分の居場所と緊急事態であるということを簡単な操作で家族などにメール送信するSOS機能や、インターネットを利用して安否情報の検索や書き込みができる機能も備えている。そのほか、現在地の災害別の危険度を模擬体験できる機能もあり、防災教育や地域の防災活動にも活用できる。
事例の継続性
継続運用中
事例の運用期間
2017年9月28日~継続運用中
参考資料
本事例は、「「札幌市防災アプリ」(愛称そなえ)」を中心として、以下の資料を参照して編集しています。
※ 以下の資料の参照先は、調査時点でのものです。参照先の構成によっては、リンク切れとなっている場合があります。あらかじめご承知おきください。
■「札幌市防災アプリ」(愛称そなえ)
https://www.city.sapporo.jp/kikikanri/apri.html
■「(仮称)札幌市防災アプリ」作成業務に係る公募型企画競争の実施について
https://www.city.sapporo.jp/kikikanri/keiyakujoho/h29keiyaku/bousai_application_proposal.html
■手話動画「札幌市防災アプリ(愛称 そなえ)ができました」(5分18秒)/札幌市
https://www.city.sapporo.jp/shinsho-center/shichokaku/chokaku/index68.html
■ 平成29年度第8回定例市長記者会見記録
https://www.city.sapporo.jp/city/mayor/interview/text/2017/20170828/#h02
関連する図表・動画
■手話動画「札幌市防災アプリ(愛称 そなえ)ができました」(5分18秒)/札幌市
https://www.city.sapporo.jp/shinsho-center/shichokaku/chokaku/index68.html
事例に関する問い合わせ先
危機管理局危機管理部危機管理課
011-211-3062
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