展開地域名: 愛知県名古屋市
解決すべき課題
地域における防犯活動は担い手の不足や、参加者の固定化、活動のマンネリ化などの課題を抱えていた。
解決の手法
先進技術社会実証支援事業「Hatch Technology NAGOYA」の枠組みを利用して企業を募集した。犯罪予測AIを開発した㈱Singular Perturbationsとマッチングし、地域自主防犯団体(5団体)の協力を得て、実際のパトロールでアプリを利用してもらい効果を検証した。
実証実験参加者へのヒアリング調査では「犯罪予測に基づいてパトロールすべきところを案内してもらえるのは良い」、「これまで回ったことのない細かい路地、知らなかったような道を回って新鮮だった」との声があり、防犯活動が抱える課題を解決し、防犯活動の活性化に資することから本格実施に至った。
解決における工夫点
■予測に用いた犯罪データは愛知県警察が公開しているオープンデータを利用している。同様のデータは全国で公開されており、オープンデータを活用した社会課題解決の取り組みとして他自治体への横展開が期待できる。
■既存の活動にデジタルを取り入れることで具体的な利用シーンを設定し、これまでスマートフォンやモバイルアプリを積極的に活用してこなかった層に対する利用の動機づけにつながる。
事例による成果
令和 3 年度の新規ユーザー登録者数 は、101 名であった。
参考資料
本事例は、「2022年度 夏のDigi田甲子園 愛知県の取り組み」を中心として、以下の資料を参照して編集しています。
※ 以下の資料の参照先は、調査時点でのものです。参照先の構成によっては、リンク切れとなっている場合があります。あらかじめご承知おきください。
■2022年度 夏のDigi田甲子園 愛知県の取り組み
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digitaldenen/archives/koushien/chiiki/aichi.html
■AIを活用した防犯対策推進事業
https://www.city.nagoya.jp/sportsshimin/page/0000141627.html
■報道資料 令和3年7月19日発表 AIを活用した防犯対策推進事業の実施について
https://www.city.nagoya.jp/sportsshimin/page/0000143630.html
■令和4年度「夏のDigi田甲子園」の本選に、本市が取り組む「AI を活用した地域防犯パトロール活動の活性化」が推薦されました!
https://www.city.nagoya.jp/somu/cmsfiles/contents/0000153/153620/20220610digidenkoshien.pdf
■AIが犯罪発生予測、効果的なパトロール経路提案 愛知
https://www.asahi.com/articles/ASND176Z8NCMOIPE00C.html
■【課題提示型】AIによる最適な防犯パトロール
https://hatch-tech-nagoya.jp/2020/2021/01/29/ka-report02/
■Singular Perturbasionsが名古屋市の「AIを活用した防犯対策推進事業」に『Patrol Community』を提供
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000080699.html
■名古屋市、AIを活用した防犯対策推進事業に『Patrol Community』を採用
https://www.digital-gyosei.com/post/news-nagoya-patrol/
関連する図表・動画
■2022年度 夏のDigi田甲子園 愛知県の取り組み
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digitaldenen/archives/koushien/chiiki/aichi.html
事例に関する問い合わせ先
スポーツ市民局 市民生活部 地域安全推進課
052-972-3128
Email: a3128@sportsshimin.city.nagoya.lg.jp
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