2013年12月11日(水)[会員よりのお知らせ]
位置情報に基づく修学旅行生の情報支援システムの産学連携により開発しました
京都大学学術情報メディアセンターの美濃導彦教授、椋木雅之准教授、森幹彦助教、情報学研究科大学院生笠原秀一らの研究グループは、近畿日本ツーリスト株式会社、一般社団法人復興教育支援ネットワーク等と連携して、修学旅行生向けの情報支援サービス「Ccry(ククリ)」を開発した事を発表しました。
Ccryは、平時には自主研修中の生徒班の位置を常に教員が把握する事で生徒の安全を確認し、災害時には避難所を表示して生徒を避難させるとともに、教員による安否確認を迅速に行う事を主な目的とするシステム。12月5日より、京都を中心とする関西地域で全国に先駆けて一般向け試験サービス提供を開始しました。
収集した位置情報は研究目的での利用許諾を得ており、美濃教授らの研究グループは、京都市や京都高度技術研究所、ITコンソーシアム京都等と連携して今後分析を進めます。年度内をめどに位置情報データの管理やプライバシー保護、さらに今後のデータのオープン化に関する検討等を行う「地域観光情報研究機構」を設立する予定であり、国内外の研究機関や企業にも参加を呼びかけています。
詳細は以下のリンクを参照ください。
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2013_1/131205_1.htm