CCライセンスの2.1日本と4.0国際の違いは何でしょうか?

Q. CCライセンスの2.1日本と4.0国際の違いは何でしょうか?

CCライセンスの2.1は、オープンデータの取組が始まった頃に使われていたライセンス(利用ルール)です。CCライセンスは、当初、絵や動画・音声等の作品(著作物)に関するライセンスを規定したものでした。このため、翻訳をした際に一部の文言が変更になっています。

最新のライセンスはCC4.0国際です。クリエイティブ・コモンズのFAQによりますと、CC4.0国際は、CCライセンス2.1と比較して以下の改善がされており、このためクリエイティブ・コモンズとしてはCC4.0国際の利用を推奨しています。

  • 全体に読み易く、曖昧さや履行が困難な条項が整理されました。
  • ライセンス対象が「作品(Work)」から「マテリアル(Material)」に変更されました。これは、ライセンス対象をデータベースなど、より広い範囲に適応できるよう広げるためです。
  • 許諾を受けた人がライセンスに違反した場合でも、違反に気が付いてから30日以内に違反状態を是正すれば、自動的に許諾を再度得られるようになりました。
  • バージョン2.1ライセンスの日本語で提供しているものは、日本法に準拠したライセンスとして、他の国の法律に準拠したライセンスとは厳密には別個のものとしていました。これに対して、バージョン4.0は、日本法にも他の国の法律にも 「international(国際)」という単一のライセンスで対応する内容に変更しました(つまり、各国ごとのバージョンがありません)。各言語で提供されるライセンスは、公式翻訳という位置づけになります。
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