本文へジャンプ

ニュース

2020年1月29日(水)[更新情報]

2019年度のオープンデータ・ビッグデータに関する優れた取り組みの表彰

VLEDの前身であるオープンデータ流通推進コンソーシアム時代から、オープンデータに関する優れた取り組みを、勝手に選んで勝手に表彰する「勝手表彰」を行ってきました。 2013年度から始まり、今年度で7回目を迎えます。毎年、事務局が候補をリストアップし、VLED 利活用・普及委員会の主査・副主査・委員が審査を行い、選定しています。

対象は、当初、オープンデータに関する取り組みとしていましたが、回数を重ねる中で範囲を広げ、オープンデータに限定せず、データ公開・活用に関する取組み、また、データを用いた地方創生への取組みなどを対象としています。
また、昨年度からは、オープンデータに関する取り組み率が100%になった都道府県を「コンプリート賞」として表彰しています。

なお記載している名称、受賞者、概要等については、事務局が選定する際に作成したものです。受賞者に確認後、随時更新させて頂きますので、ご了承ください。

2020年3月3日に開催予定の表彰式(参加者は受賞者及び関係者限定)の様子は、本webサイトでご紹介いたします。お楽しみに!

→2020年3月3日(火)に授賞式を予定しておりましたが 新型コロナウイルスの拡大の状況に鑑みて中止することとなりました。

1. 審査結果

最優秀賞(同点2点)
名称 概要
受賞者(敬称略)
JUDGIT! 各府省が実施・公開している「行政事業レビューシート」をデータベース化し、検索できるサービスとして提供。
https://judgit.net/
構想日本、日本大学・尾上洋介研究室、NPO法人ワセダクロニクル、Visualizing.JP
九谷焼の図柄を印刷した紙皿 石川県能美市の芸術による誘客事業「ウルトラアート」でオープンデータ化されている九谷焼の名作の画像を活用。図柄は計6種類で幅広い世代に九谷を身近に感じてもらうことを目的としており、資料館や県内の土産物店で販売。
https://yoshita-design.com/2019/03/31/3454
株式会社ヨシタデザインプランニング
優秀賞(5点)
都市計画基礎調査情報のオープン化に向けた取組 都市計画基礎調査情報を、フォーマットをそろえてオープンデータ化。推奨データフォーマット(応用編)にも追加。
http://www.mlit.go.jp/toshi/city_plan/toshi_city_plan_tk_000049.html
https://www.geospatial.jp/gp_front/basic-survey-of-city-planning-original
国土交通省、都市計画基礎調査データ流通研究会
大雨危険度通知 気象庁が提供する「大雨・洪水警報の危険度分布通知サービス」を利用して、市区町村ごとの土砂災害や洪水の危険度、とるべき行動などをユーザに通知。
https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2019/07/10a/
ヤフー株式会社
東京・小学校区「教育環境力」ランキング よりよい教育環境を目指して、教育熱心な親が公立の小学校区を決めてから引っ越しをする現象が起きている。とはいえ、都内だけで1000校以上も小学校がある一方で、個別の学力データは開示されていない。そこで、小学校の通学区域(町丁ベース)を基に、オープンデータを用いて周辺地域のデータを収集。学力と関係のある推計年収をはじき出し、教育や住まい環境に関連のあるデータを踏まえて「教育環境力」として得点化した。(ちなみに1位は文京区、2位は武蔵野市、3位は千代田区)
https://diamond.jp/articles/-/219179
株式会社ダイヤモンド社 ダイヤモンド・アナリティクスチーム
オープンデータ共同作成システム「オープンデータコラボレータ」 オープンデータ作成を強力にサポートするWebアプリケーションを開発。
https://www.mirko.jp/odcollab/
林 正洋
農地の区画情報(筆ポリゴン)のオープンデータ化 全国290万区画の農地情報を衛星画像を活用して筆ポリゴン化し、オープンデータとして公開。全国農地ナビ、農業データ連携基盤(WAGRI)などの農業関係アプリ・サービスや自治体、農業団体などで活用されている。
https://www.maff.go.jp/j/tokei/porigon/
農林水産省
貢献賞(4点)
Mini Tokyo 3D 東京の公共交通機関の運行状況を、3Dのデジタルマップ上で見ることができる。東京公共交通オープンデータチャレンジで無料公開されている、時刻表や運行情報を取得できるAPIを使用している。
https://minitokyo3d.com
草薙昭彦
川の水位情報 今年の台風でも活用された、川の水位が確認できるwebサイト。2018年から設置が進んでいる、新しい危機管理型水位計の情報を収集・提供。
https://k.river.go.jp/
危機管理型水位計運用協議会
地図の利用手続の緩和 国土地理院の地図を書籍等で利用する際、これまで申請が必要だったが、運用を見直し、一部利用を除き、出典記載だけで利用が可能に。
https://www.gsi.go.jp/LAW/2930-index-new.html
国土地理院
webAPIによるイベント情報のオープンデータ化 更新頻度の高いイベント情報をwebAPIでオープンデータ化。「いこーよ」「マチマチ」「イッツコム」「母子モ」などで利用されている。
http://www.city.kawasaki.jp/170/page/0000111012.html
川崎市
スポンサー賞(9点)
○ ASPIC賞(特定非営利活動法人 ASP・SaaS・IoT クラウド コンソーシアム)
ごみ収集予測・最適化サービス「enevo」 ゴミ箱に通信機能付きセンサーを設置してゴミの堆積量を把握し、各ゴミ箱の増え方の実績と外部データ(気象、イベントなど)をもとに満杯になる時期を予測、毎回ゴミ収集車のルートを変えて収集作業を最適化。
https://www.enevo.co.jp/
Enevo Japan株式会社
○ ISIT賞(公益財団法人 九州先端科学技術研究所)
沖縄県におけるISCOのオープンデータに関する取り組み 沖縄県内自治体のオープンデータ化を積極的に支援している。
https://isc-okinawa.org/
一般財団法人 沖縄ITイノベーション戦略センター(ISCO)
○ CiP協議会賞
お肉のフリー素材サイト「oniku images」 小林市の特産である黒毛和牛の写真素材集。2020年11月28日までの期間限定公開だが、新しいPR方法として注目。
http://www.tenandoproject.com/onikuimages/
小林市(宮崎県)
○ 融合研究所賞
my route 福岡で実証実験中のMaaSアプリ(実証期間:2019年内)。街のさまざまな移動手段を複合的に検索することが可能で、バスや電車、タクシー、サイクルシェア、レンタカーなどを組み合わせた移動ルートを利用者に提案してくれる。街でのイベントやグルメ、観光情報もチェックできる。
https://www.myroute.fun/
西日本鉄道株式会社、トヨタ自動車株式会社
○ ニューメディアリスク協会賞
標準的なフェリー・旅客船航路情報フォーマット 標準的なフェリー・旅客船航路情報フォーマット及び簡易入力支援ツールを作成・公開。
https://www.mlit.go.jp/maritime/maritime_tk3_000061.html
国土交通省
○ jig.jp賞
海外安全情報オープンデータ 政府の「オープンデータ基本指針」に沿って、外務省が保有する海外の安全に関する情報(大使館・総領事館からの安全情報や、海外安全ホームページに掲載している海外安全情報)を、二次利用可能なオープンデータで提供。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/html/opendata/
外務省
○ OKJP賞
学校教育情報サイト「Gaccom(ガッコム)」 全国の保育園・幼稚園・小学校・中学校に関する様々な情報を収集し、利用者にわかりやすい形で提供。
https://www.gaccom.jp/
株式会社ガッコム
○ 子どもとおでかけ「いこーよ」賞
ゑびやの来客予測AI これまで勘と経験で運営していた飲食店を、データに基づき需要予測し、仕入れや従業員配置などに活用。食品廃棄ロスの削減や従業員の生産性向上などを実現。他の飲食店向けにもサービスを提供。
https://ebilab.jp/
ゑびや・EBILAB
○ 日本オラクル賞
「特定非営利活動法人 Digital Government Labs」の立ち上げ 自治体におけるオープンデータをはじめとするデジタルガバメント(自治体行政手続きのデジタル化)の社会実装を目指して、現役の自治体職員でありながらその余暇を利用し、官民問わず広く共創するための法人を立ち上げた。
https://digitalgovlabs.wixsite.com/home
特定非営利活動法人 Digital Government Labs
コンプリート賞(3点)
※今年度、県内市町村のオープンデータの取り組み率が100%になった都道府県を表彰します。昨年度は、福井県と京都府が受賞しています(青森県は「惜しい!」賞)。
島根県及び県内市町村
富山県及び県内市町村
岐阜県及び県内市町村

ご参考:VLEDではfacebookページとtwitterアカウントを運営しております。
宜しければ、フォローして頂けると幸いです。

VLED facebookページ

VLED twitterアカウント

最新のニュース一覧へ戻る